フルタイム共働きの子育て大変な時期はいつまで?家事のコツは?

児童館 保育所・幼稚園

フルタイムで共働きのご夫婦にお子さんが生まれて、その後に心配になる場合が多いのが、奥さんが職場復帰するときではないでしょうか?

保育所で保育士として働いていた私も、4年ぶりに職場復帰する時には、仕事と家事や育児の両立を自分がやっていけるか不安でした。

今回は私自身の体験をもとに、共働きで子育て中の家庭の様子の一例と、やりくりのコツをお伝えします。

今後、職場復帰を控えている方の不安が少しでも解消できますように、そして今が本当に大変でつらいという方が、この先の見通しが立ち、少しでも安心できますようにお伝えしていきたいと思います。

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フルタイム共働きの子育て

母子

初めての子育ては、分からないことや不安になることも多くて、毎日が本当にヘトヘトですよね。

そんな赤ちゃんのお世話に忙しい育児休業から、さらに職場復帰をするとなると、仕事と家事に育児を、どうやりくりしていったらいいか心配になります。

私は保育士で保育に関しては専門ではありましたが、自分の仕事復帰のときには不安がありました。

私の場合の実際に仕事復帰した時はどうだったかなども、参考にお伝えしますね。

仕事復帰してからの生活

仕事に復帰して一番最初に感じたのは、子どもと日中離れて過ごせる身軽さでした。

育児休業中は、常に2人の子どもと一緒にいることが当たり前だったので、子どもと一緒ではない一人でいられる自分、身一つでどこにでも身軽に動ける自分にまずは感動しました。

両手を広げる女性

「子どもと一日中一緒にいることは息が詰まる」という人などは特に、子どもと離れている仕事の時間が、リフレッシュの時間になることでしょうね。

また、人によってはその生活に慣れていくと反対に、もっと子どもと一緒にいたい、一緒に過ごせる時間が少ないと感じる人もいると思います。

人によって感じ方は様々ですし、時間の経過によっても感じ方が変わってくるかもしれませんね。

私の場合は保育士で体力勝負の仕事なので、仕事復帰して初めの頃は、やはり体にいろいろな影響が出ました。

初日はほんとに、ふらふらした感覚で帰宅していましたね。

その後、のど、手首、腰、ひざと、順番に体の痛いところが変化していきながら、少しずつ職場での動きに体も慣れていきました。

もちろんこのあたりは、職業やその人によって違うとは思います。

でも当たり前ですが、職場復帰後は、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかるので、睡眠はできるだけしっかりとった方がいいです。

そして私の場合、初めの頃は我が子が保育園で泣いていないか心配で、少しでも早くお迎えに行ってあげたくて、走って迎えに行ってました。

今となっては、あの頃の自分が懐かしいですね。

仕事も大事ですが、我が子のことももちろん大切にしたいので、残業ができず、仕事が思うように進みませんでした。

家で持ち帰った仕事をしようとして寝かしつけをしても、1歳1ヶ月だった下の子は、私が布団から離れるとすぐに起きてしまって仕事ができません。

私もへとへとなので、結局夜は仕事ができず、早起きしてやろうと思い寝るのですが、翌朝私が早く起きるとやっぱり子どもも起きてしまいます。

仕事を進めなくてはいけないのに、どう頑張ってもできず、へとへとの体で「私はどうしたらいいの?」と泣いたこともありました。

悩む女性

頑張る気持ちはあるのに、どう頑張ってもできないという状況はつらかったですね。

そういう時は、職場の人に現状を素直にお話しして、フォローしてもらった方がいいと思います。

赤ちゃんの子育て中は本当に大変なので、子育て経験のある女性の方なら、より理解して力になってもらえますよ。

旦那さんにも協力してもらう

家族

私の旦那さんは基本的に家事を手伝ってくれましたが、私は復帰後も夜間の授乳を続けていて大変だったので、うちの場合は私の復帰後は旦那さんがする家事の分量が増えていきました。

そのうちに半々になり、私が大変なクラスの担任の時には、私以上に家事をしてくれました。

旦那さんの家事能力や育児の参加度合いに関しては、奥さんが意識して少しずつ旦那さんのことも教育し育てていった方が良いと思います。

家事や育児がまだうまくできなという旦那さんも多いと思います。

でも奥さんが自分だけで頑張りすぎて、ストレスをためて家庭内が悪循環に陥るよりも、旦那さんへもうまく促して、家事や育児を上達していってもらう意識を奥さんが持つことが良いと思います。

旦那さんに家事力や育児力を少しずつでも身につけていってもらった方が、後々自分も家族も助かります。

忙しいけど掃除も大事

うちは2歳違いで2人の子どもがいたのですが、掃除まで全然手が回らず、上の子が3歳でダニのアレルギーを発症してしまいました。

口に手を当てて咳をする子供

下の子の転倒防止の意味もあって、マットやカーペットを敷きつめていたのがいけなかったようです。

また、その当時は賃貸マンションに住んでいて、結露やカビもひどかったので、それも影響していたと思います。

やはり健康は一番大切なので、最低限の掃除は頑張ってしておかないと、体の小さい子どもが影響を受けてしまうということも学びました。

大変な時期はいつまで?

もちろん人によって個人差はあると思いますが、私の場合は、産後からずっと突っ走ってきて、ちょっと楽になったと最初に感じ始めたのは、下の子が2歳を過ぎた頃でした。

持ち帰りの仕事をしていても「これは触らないでね。」と言って、反対に触って良いものを与えておけば、子どもが起きているときでも仕事ができるようになりました。

自分がどう頑張っても子どもがいる中では仕事をこなせないという時期から、家で仕事ができるようになったというのは、私の場合は精神的にも楽になりました。

でもこれは私の場合で、そのご家庭の環境やお子さんの様子によって様々なので、あくまでも参考になさってください。

そして下の子というのは、一般的に上の子の様子をいつも見て学習しているので要領も良く、たくましくて、何でも自分でできるようになるのが早いことが多いです。

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保育士をしていて多くのご家庭を見ていても、そういうご家庭が多いと感じています。

そのため上の子にかけるほど下の子には手がかからなかったですし、上の子が下の子の面倒を見たり手伝ったり一緒に遊んでくれているので、そのあたりから年々楽になっていきました。

笑顔で笑う幼い男の子兄弟

今、赤ちゃんの子育てを頑張っている方へお伝えしたいのは、今は毎日が本当に大変で、この生活がいつまでも続くかのように感じている方も、中にはいらっしゃることと思います。

当時の私も、この毎日が永遠に続くかのような気がして、本当に楽になる時がくるのだろうか…という気分で生活していました。

産後や0歳、1歳の子育ては本当に大変なことも多いですが、でもいつか必ず今よりも少し楽になる時がきます。

もちろん、お子さんの状況や夫婦関係や家庭内の状況など、それぞれ置かれている環境は違うと思いますので、一概には言えません。

でも多くの場合は、お子さんの成長とともに状況は刻々と変化していって、お母さんの感じ方も少しずつ楽になっていくと思います。

そしてお母さん自体もいろんなことを学んだり慣れていく中で、気持ち的にも楽になっていきます。

大変なときは周りの人に「大変、つらい。」と言ってもいいですし、お母さんだけが一人で頑張らなくても、誰かに手伝ってもらっていいんです。

旦那さんや実家のご両親と協力しながら、地域のサポートや、同じ状況のママ友さんやお友達の力も借りながら、今の状況を乗り越えていきましょう。

共働きの家事育児のコツ

共働きで子育てをするのは正直大変で、とにかく時間がありません。

私もいつも時間に追われていました。

そして休みの日は子どもと遊んであげたいのは山々ですが、自分たちが疲れているので、出かけるよりもできれば家でゆっくり休みたい…。

もしくは日頃はできない用足しをして1日が終わる、ということも多かったです。

ではそんな忙しい日々を、うまく乗り切るコツはないのでしょうか?

我が家が実際に行ってきたことの中からいくつかをお伝えしていきたいと思います。

家事の効率化や手抜き

食器洗い機やロボット掃除機、洗濯乾燥機など効率化に使えるものは使っていけるといいですね。

私は食料品などの買い出しに行く時間もとれないので、食材の宅配を利用していました。

洗剤などの基本的な日用品も揃いますし、決まった曜日になると仕事から帰ると家に届いています。

お子さんが小さいほど、買い物に一緒に連れて行くのは大変ですよね。

お子さんも小さくて、時間もないという人は、食材宅配は本当におすすめですよ。

そして食品添加物や農薬などが気になる人は、探すとそのようなものに気をつけていて、独自の安全基準を設けている宅配会社もあるので、スーパーで買うよりも安心だったりします。

<私の体験記事>
食材宅配ってどうなの?メリットとデメリットは?

サポートをフルに使う

家族

実家が近い方は、実家のサポートももらいましょう。

私の場合は保育士でシフト制なので、遅番の時は保育園のお迎えが間に合わず、祖父母に毎回お願いしていました。

週に2~3回遅番があることもありましたが、片道1時間かけて実家から来てくれてお迎えに行ってくれていました。

そして夕飯も作っていてくれて、本当にありがたかったです。

こちらは申し訳ないと思うようなことも、祖父母の側からすると、実は頼られて嬉しかったり、何よりも孫たちに頻繁に会えることは嬉しいことのようです。

遠慮しないで、まずは相談してみるといいですね。

実家には頼めないという方は、保育ママやファミリーサポートなど、市町村で利用できるものがないか調べてみるといいですね。

夫婦だけでやりくりするのは大変です。

利用できるサポートは利用していきましょう。

夫婦で分担し分担以外は思い切って休む

お茶を飲む女性

我が家の場合は下の子が保育所で、上の子が小学校の学童保育と、二か所の送迎をしていた頃もありました。

今日は旦那さんがお迎えの担当の日、今日は私、この日は祖父母の日と、私のシフトに合わせてその日のお迎えの人が決まっていました。

自分の分担の日ではない日は思いきり残業したり、職場の人とご飯を食べに行ったり、割り切って自分の時間として、有効に使わせてもらいました。

そうすることで効率よく回ったり、リフレッシュすることができます。

短い時間だったとしても、少しリフレッシュの時間がとれるだけで、また頑張ろうという気持ちになれるものです。

また、私の場合は自分のお迎え担当でないときは、帰り道にコンビニに寄って行くことも時々ありました。

コンビニの駐車場にとめた車の中で、買ったドリンクやお菓子をつまみながら、仕事の書類に目を通したり、考える仕事は考えてメモするなど、仕事をこなす時間に使うこともありました。

家に帰ってしまえば、そこからはノンストップで家事と育児に追われ、自分の時間はとれず、慌ただしく寝かしつけまで進めなくてはいけません。

自分の時間は割り切ってそのように自分で意図的に確保しながら、なんとか仕事もこなしていく日々でした。

世の中の共働きで、特にフルタイムで働いているご家庭は、それぞれの家庭ごとにいろいろ工夫したり、時には妥協したり割り切ったりしながら、毎日過ごされていることでしょうね。

あくまでも我が家での実態や体験をシェアさせていただきましたが、何か参考になるところがありましたら嬉しいです。

まとめ

今回は、職場復帰を前に不安な方や、赤ちゃんの子育て中で「この大変な生活が一体いつまで続くの?」と思っている方に、少しでも役立つところがあればという思いでお伝えさせていただきました。

とにかく時間がない共働きの子育ては、自分ができていないところばかりに意識もいきがちです。

でも子どもにとっては、接する時間よりも一緒に過ごす時間の密度、濃さが大切だと思います

そしてお母さんが笑顔でいてくれることが、子どもにとっては一番嬉しいことです。

手を抜けるところは抜いたり、時には自分を癒やしたり、普段精一杯頑張っている自分にご褒美をあげたりしながら、今しかできない子育て生活を楽しんでくださいね!

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れっきー

子育てライフアドバイザーとして個別相談や情報発信を行ったり、宮城県で子育てサロン「ピヨピヨサロン」を運営しています。

保育士として、19年の公立保育所の勤務経験があります。

自分の子育てには保育士経験だけでなく、ビリーフチェンジの心理学やスピリチュアルも大いに取り入れています。

わがやの子育てについての考え方や実践を、ぜひ参考にしてみてくださいね☆

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