カフェインが子どもにだめな理由、コーヒーはいつから?

食事・食育

コーヒーって、皆さん何歳くらいから飲み始めましたか?

よくお母さんがコーヒーが好きで美味しそうに飲んでいると、お子さんもそれを見て飲みたがったりしますよね。

私の子どもも小学生になった頃、私が飲んでいるカフェオレを見て、飲んでみたいと言ったことがありました。

でもコーヒーは、含まれているカフェインの影響が心配ですよね。

コーヒーなどの飲料や食品に含まれる、カフェインの影響についてお伝えします。

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子どもにコーヒーはいつから

カフェオレ

カフェインはコーヒーだけでななくて、紅茶などにも含まれていますよね。

妊娠中や授乳中はカフェインを含む物は控えて、ノンカフェインのコーヒーやタンポポコーヒー、ルイボスティーなどにしていた方も多いのではないでしょうか?

私もノンカフェインコーヒーを「なんだか物足りないなぁ…」と飲んだり(笑)、授乳中はルイボスティーやごぼう茶をよく飲んでいました。

ちなみにですが、ごぼう茶は乳腺炎の予防にもなるということでおすすめです。

私は下の子の出産後にごぼう茶のことを知って飲み始めました。

上の子のときには食事にとても気を付けていても、4ヶ月に1回くらいのペースで乳腺炎になっていました。

でもそれが嘘のように、下の子の時には一度も乳腺炎になりませんでした。

もしかしたらごぼう茶以外に要因があった可能性もありますし、個人差もあるかもしれないので、効果はわからないですけどね。

では話を戻して、コーヒーは子どもには、いつ頃からあげても良いのでしょうか?

私が調べてみたところによると、大体一般的には10歳以上で、体重は50kg以上と言われることが多いようです。

どうしても飲みたいとぐずったりするときには、牛乳を多めにして薄めてあげるようにすると良いそうです。

(牛乳を飲ませたくないという方もいらっしゃるとは思いますが)

でもカフェインって実は、コーヒーや紅茶だけじゃなくて、他にもいろいろなものに含まれているんですよね。

コーラやココア、最近たくさんの商品が売られているエナジードリンクにも含まれています。

それから飲み物以外にも、チョコレートなどの食品にも入っています。

知らない間に、1日の中で結構多くのカフェインをとっているということもありそうですね。

子どもにだめな理由は?

コップで水を飲む子ども

ではなぜカフェインは子どもには良くないと言われているのでしょうか?

大人でもよく言われているのは、カフェインをとると夜なかなか眠れなくなるということですよね。

その他にも具体的に、カフェインの体への主な影響をあげてみますね。

【カフェインの主な影響】

・利尿作用

・覚醒作用

・気分の高揚

・交感神経の刺激

・胃酸分泌促進

大人であれば、これらの作用を利用して、やる気を出すための気分の切り替えに使ったり、眠気予防や眠気覚ましにコーヒーなどを飲む人もいますね。

でも消化や代謝機能がまだ未熟な、成長の途中にある子どもは、吸収したカフェインを体内で分解するのに大人よりも時間がかかります。

子どもにコーヒーが良くないと言われるのは、大人よりも体が小さくて、体や脳が発達過程にあり、カフェインの成分に対する感受性が高いからです。

少しのカフェインでも、大人よりも大きな影響を受けてしまうんですね。

もう少し具体的にいうと、カフェインの覚醒作用が6~8時間続いて、夜に眠れなくなる可能性があるようです。

また「コーヒーを飲むと背が伸びなくなる」と言われることがあるそうですが、これは実際には直接成長が妨げられるというわけではありません。

コーヒーのカフェインの作用で、深い眠りが妨げられて、それによって大切な成長ホルモンの分泌に影響するからです。

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だから背が伸びなくなると言われるのですね。

それから質の高い睡眠がとれないと子どもは、大人以上に大きな影響を受けます。

日中なんとなくイライラしたり、集中力がなくなったりして精神的にも不安定になることがあります。

利尿作用で年齢のとても小さい子なら、気付かないうちに脱水症状になっていたなんてこともあるかもしれません。

胃を刺激して下痢や便秘になることもあります。

カルシウムや鉄分、亜鉛、ビタミンやミネラルなどの成長に必要な物質の排出が促される作用もあります。

だから大人では平気なことでも、年齢が小さいほど感受性が高く、大きな影響を受けてしまうのですね。

妊婦さんが気を付ける必要があるのも納得ですね。

エナジードリンクに注意

安心

そしてそれ以上に、海外でも大きな問題になっていることがあります。

それはエナジードリンクの子どもへの影響です。

エナジードリンクは近年、売られている商品がとても多くなったと思いませんか?

ペットボトルの飲料としても、たくさん売られていますよね。

そのエナジードリンクを大量に飲んだ、子どもや若者の死亡事故が起きて、海外では問題になっています。

日本でもNHKのクローズアップ現代で、カフェインの摂取が原因で救急搬送される若者が急増していると取り上げられたこともあります。

でも日本はそういう情報が広まると商品が売れなくなるので、あまり大々的に報道しなかったりするんですよね。

だからその危険性を知らないお母さんたちもいるかもしれませんね。

たくさんの新商品が出ているエナジードリンクは、含まれるカフェインで眠気を防いで元気になれると若者にも人気が高いそうです。

実際によく飲んでいる若者は、眠気を防いだり、疲れにくくなったり、やる気が出るなど、その効果を感じていて、それを求めて繰り返し飲んでいるうちに依存症になるそうです。

カフェインの過剰摂取による依存症や中毒が問題になっています。

エナジードリンクの効果に頼っていると、体が慣れてしまってだんだん効かなくなってきます。

おなかが水分でたぷたぷになってしまうので、カフェインの錠剤に移行していく人もいたり、海外ではエナジードリンクを大量に飲んだ子どもや若者の死亡事故も起きているそうです。

カフェインって依存になると怖いですよね。

特に子どもは体への影響が大人よりも大きいですからね。

でもエナジードリンクは、コンビニなどで普通のジュースと同じように手軽に買えますし、甘くてジュース感覚で、手軽に子どもの時期から接してしまいます。

今、急増している若者のカフェイン中毒を防ぐために、世界では対策が進められているんですよ。

地球と子どもたち

海外ではカフェインを含む商品を規制し始めた国もあったり、子どもへのエナジードリンクの販売や試供品の配布を禁止していたりしています。

法律で18歳以下への販売を禁止した国もあります。

日本は国民の健康は二の次、三の次の国なので、お母さんたちがお子さんにしっかりと伝えていく必要がありますね。

お店で売られているものはなんでも安全という意識は、今の日本の社会の中では危ないんです!

身のまわりのカフェインについて、ぜひ考えてみてくださいね。

そしてお子さんともお話してみてくださいね。

まとめ

今回は私たちの食生活の中でも身近な、カフェインについてお伝えしました。

妊婦さんや小さいお子さんは特に気を付けたいものですが、エナジードリンクがこれだけコンビニや自動販売機にあふれているので、その影響について親子でしっかりと認識しておきたいですね。

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れっきー

子育てライフカウンセラー・保育士として個別相談や情報発信を行ったり、宮城県で子育てサロンを運営しています。

19年の公立保育所勤務経験があります。

自分の子育てには、保育士経験だけでなく、心理学やスピリチュアルの学びも取り入れています。

わがやの子育てについての考え方や実践を、ぜひ参考にしてみてくださいね☆

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