食事は私たちの生活に、欠かせないものの1つですよね。
食事は毎日の楽しみでもあり、人と人、家族をつなぐものでもあり、私たちの体を維持するのには欠かせないものです。
子育てをする上でも、食事のウエイトってかなり大きいですよね。
子どもの好き嫌いに振り回されて、時には食べてくれるメニューをまた作り直したり。
小さいお子さんや育ち盛りの子がいれば、栄養バランスも気になりますよね。
そんな私たちの生活に欠かせない食の大切さについて、お伝えしてきたいと思います。
西洋医学の医聖ヒポクラテス
食べ物で治せない病気は、医者でも治せない
ヒポクラテスという人を聞いたことはありますか?
紀元前300年以上前に古代ギリシャにいた人で、医学の医聖と呼ばれた人です。
医聖とは「大変すぐれた医者。聖人として崇拝されるほどの名医。」という意味です。
それまで病気の治療には、ほとんどの場合、祈祷や呪術などが行われていました。
ヒポクラテスは科学的な医学を発展させて、医師という職業を確立させ、西洋医学の基礎を作り上げたとされています。
その医聖ヒポクラテスの言葉に、次のような有名な言葉があります。
「食べ物で治せない病気は、医者でも治せない」
これを聞いて、あなたはどう思いましたか?
「病気はお医者さんや薬が治すものでしょ?」
そう思った人もいたかもしれませんね。
内にある自然治癒力こそ真に病を治すものである
ヒポクラテスが残した名言の中に「私たちの内にある自然治癒力こそ真に病を治すものである」という言葉もあります。
病気やいろんな症状は、お医者さんや薬が治してくれるのではありません。
私たち1人1人が持つ、免疫力や自然治癒力で治すものなんですよね。
たとえ名医から処方された良い薬を飲んだとしても、その薬がどのくらい効くのかは、その人の免疫力や自然治癒力によって大きな差が出ます。
また、ヒポクラテスは「人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている」とも言っています。
自分の病気や不調を自分自身の力で治す機能を、本来は誰もが持っているということですね。
私は全国的に有名な、丸山アレルギークリニックで診察を受けたことがあります。
院長の丸山修寛先生は、電磁波やカタカムナの研究、クスリ絵の開発などで有名なお医者さんです。
オーリングテストや波動医療なども、積極的に診察に取り入れています。
患者さんが全国から診察を受けに来ているクリニックなんですよ。
その丸山先生が前に、患者さんたちに向けてお話していました。
「病気は医者や薬に治してもらうんじゃない。自分で治すぞと思って、自分の力で治すんだよ。」と。
このことを、患者さんにしっかりと伝えるようになったら、症状が改善する患者さんがどんどん増えたのだそうです。
それほどまでに、私たちの「自分で治す」という意識は、症状の改善に影響するということですね。
私たちは不調があるとつい「病院に行って薬をもらえばいい」そう思ってしまいますよね。
薬を飲めば治ると。
でも多くの薬には目に見えた副作用がなくても、体へのマイナスな影響もあります。
本来は薬を使わなくても、自分の中に誰でも自分で治す力をちゃんと持っているんですよね。
人間は誰でも体の中に百人の名医を持っているんですから。
体は吸収された物で作られる
自分自身が持つ、免疫力や自然治癒力を発揮するために大切なのが、毎日の食事です。
食事で体に必要な栄養を摂取できていなければ、本来持っている免疫システムや自然治癒力も、うまく働かないですよね。
「体は食べた物で作られる」という言葉があります。
でも実際には、その人の胃腸の状態によって、同じ食べ物を食べても消化吸収できる度合いは全く違います。
同じ薬を飲んでも、良くなる人と良くならない人がいるのも、胃腸の消化吸収の状態が違うからです。
だから、より正確に言うなら、体は「食べた物で作られる」のではなくて「吸収された物で作られる」ということですね。
健康を保って、胃腸の働きも良くしておくことが大切ですね。
私たちの体は、胃腸で消化吸収された物でしか作られません。
でも最近では、私たちの常識でははかることのできない、いろんな子どもたちが生まれてきています。
過度の偏食の子どもでも、「光に変えて栄養にしている」と言って、問題なく成長している子もいるそうです。
また、過去世で他の星にいた経験の長い魂は、地球に生まれてきても、すぐには地球の食べ物を受け付けられず、食べられないということもあるそうです。
それに世の中には、本当にいろんな人がいるんですよね。
例えば、「プラーナ」という宇宙に存在する生命エネルギーがあります。
このプラーナを直接体内に取り込める人は、食べ物を食べなくても生きていけるという話もありますし、実際に不食の人たちはいます。
プラーナは食べ物の中にも含まれていて、私たちも栄養素と一緒に体内に取り込んでいると言われています。
ヨガには「プラーナヤーマ」と言われる、プラーナを取り込むための呼吸法もあるんですよ。
これからますます、いろんなタイプのお子さんが生まれてくることを考えると、一概には言えない時代ですね。
でも今はまだ、そのような人の場合は除いて、多くの人の場合「体は吸収されたものからしか作られない」そう考えて、健康について考えて行った方が良さそうですね。
子どもの消化吸収率はママや食事環境がカギ
子どもの健康は、ママの料理にかかっています。
といっても、それは料理がうまい下手という話ではありません。
料理を作るときには、「おいしくな~れ♪」と思いながら作ると美味しくなるというような話を聞いたことはないですか?
作った人が放っている波動は、料理にもうつります。
だからイライラしながら作った料理と、心を込めて優しい気持ちで作った料理では、味が違うということですね。
料理が苦手な人や、子育て中の忙しいママにとっては、私も含め耳が痛い話ですね…。
お母さんが子どものためを思って手作りした料理は、子どもにとってすぐに消化吸収されます。
でも毎回手作りするのは難しい状況の人も、たくさんいますよね。
前にスピリチュアリストの江原啓之さんがお話しされていましたが、そういう人は、買ってきたお惣菜をパックのまま出すのではなくて、お皿に移し替えるだけでもいいそうです。
また、コロッケやカツを買ってきたなら、そこに自分で刻んだキャベツを添えるだけでも違うそうですよ。
お母さんの波動と思いが食べ物にのって、それを家族が食べられるんですよね。
大変な人は無理をするのではなくて、できる部分だけ工夫すればいいですし、時間や気持ちに余裕がある時に、いつもより丁寧に手作りすればいいと思います。
また、子どもが一人でさみしく食事をするのと、家族や大好きなママと食事をするのとでも、子どもの消化吸収が違ってきます。
古代食研究家で、くうふく自然良法普及会の会長の猪俣恵喜さんのお話で、こんなお話があります。
ある学者が、自分の1番苦手な人と食事をしました。
すぐ研究室に帰ってきて血液を調べて、免疫細胞を調べたら活性がずっと落ちていました。
食べ物は好きな人と楽しく美味しく食べないといけません。
嫌な人と食べた場合は、胃酸も出ないし、消化力も落ちてしまいます。
そんなお話です。
食事の環境も、とても大切ですね。
子どもにとっては、大好きな家族とおいしく楽しく食べることが、胃酸の分泌や消化吸収力、免疫細胞にも影響するということですね。
また、先ほどの猪俣恵喜さんは、こんなことも伝えています。
日本人の小学校から中学校の子供の約3割が、何らかの味覚障害を抱えているそうです。
本来味覚障害は亜鉛不足などで起きますが、今の日本の子どもたちは添加物で起こっています。
味覚が壊れて食べ物を美味しく食べられないと、子どもたちの心の成長もおかしくなります。
薬のいらない体は、食べ物でしか作れません。
そう伝えています。
体に起きることは心にも影響する
古代ギリシャの医聖ヒポクラテスは「心に起きる事はすべて体に影響し、体に起きる事もまた心に影響する」と伝えています。
私たちの心と体は密接につながり、影響しあっています。
体調が悪いときには、気分も落ち込みますし、やる気も出ませんよね。
反対に朝スッキリと起きられたり、体調が良くて体が軽いと、気分も明るくなります。
運動して体を動かすと、爽快な気分になります。
また、心理的ストレスが重なると、やがて体に不調が出てきて病気になることもあります。
このように、心と体は分けることができないものです。
日々どんどん成長している子どもにとって、毎日の食事で体を整えてあげることは、心の成長にも影響します。
子どもの発達の土台を支える大切なものの1つが、ママがつくる毎日の食事なんですね。
家庭の食医はお母さん
古代の中国では、お医者さんの種類が4種類あったと言われています。
薬を使って治療する「疾医」は、今で言う内科医です。
メスを使って治療する「瘍医」は、今で言う外科医ですね。
そして動物を治療する「獣医」もいました。
それから食全般を担う「食医」です。
このこの4種類のお医者さんの中で、最も位が高かったのはどのお医者さんだと思いますか?
古代中国で一番位が高かったのは、最も重要な「食医」だったと言われています。
最高位の食医は、皇帝の体調管理も食で行っていました。
私たちの健康にとって、いかに食が大切かが分かりますね。
一番最初にヒポクラテスの「食べ物で治せない病気は医者でも治せない」という言葉をお伝えしました。
病気や不調は、お医者さんや薬が治してくれるものではありません。
自分自身が持っている、免疫力や自然治癒力で治すものです。
そしてその力を大きく左右し、力を最大限に引き出していけるのが「食」です。
私は医療従事者の方もたくさん参加していた、代替医療のシンポジウムに参加したことがあります。
代替医療とは、今主流になっている現代西洋医学以外の治療法をいいます。
お話を聞いていても、代替医療の中でも食事療法は、やはり病気の改善や健康維持に対して、とても効果が高いものだと強く感じました。
こんな話を聞いたことはないですか?
旦那さんを憎んでいる奥さんが、毎日の食事で気付かれないように少しずつ塩分を増やしていって、病気にして殺すとか…。
それが本当かどうかは分かりません。
でも、食事は家族を病気にもしますが、家族を健康に導くこともできるものです。
家庭の中では、お母さんが古代中国でいう、最高位の「食医」です。
自分自身や大切な家族の体調管理を毎日の食で行い、心身の健康を保っていきたいですね!
まとめ
毎日の食の大切さについて、ヒポクラテスの数々の名言を用いながらお伝えしました。
病気や不調は、自分の免疫力や自然治癒力で治すもので、それによって私たちの健康は維持されていきます。
健康は自分が本来持っている力で維持していく、そういう意識を持つことが大切ですね。
そして免疫力や自然治癒力に大きく影響するのが、毎日の食事です。
家庭の中では、お母さんが家族にとっての「食医」です。
子どもが家族と一緒に、おいしく楽しく食事ができるような食事環境にも気を配りながら、毎日の食事を見直してみてくださいね!
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