親の愛情子どもはどう感じてる?愛情のコップと寝る前のスキンシップ

寝ている赤ちゃん 愛着

ご家庭によっては、赤ちゃんがパパに抱っこされると泣いてしまう、パパに対しての人見知り「パパ見知り」が見られるお子さんもいるのではないでしょうか?

愛着という、特定の人との情緒的な心の結びつきや絆は、小さい頃に多くの場合、お母さんとの間でつくられるものです。

そしてその愛着の形成は、子どもの心の発達にとても大切なもので、その後の人生にも大きく影響していきます。

でも、お母さんが与えたい一方的な愛情ではなく、子ども側が受け取りたい愛情になっているかどうかがポイントです。

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子どもはどう感じてる?

両手を挙げる3人の子供

特定の人との情緒的な心の結びつきが、子どもの発達にはとても大切です。

そのためには子育ての中で、スキンシップや子どもの甘えを受け入れることを意識して行っていくことが重要です。

例えば、子供の心の中に愛着形成で作られる、目には見えない愛着の器があるとします。

その愛着の器が健全につくられず、底に穴が開いていたのでは、心の中に何を入れてもその器からもれてしまって、中に何もためることはできませんよね。

心はいつも満たされないままです。

心が満たされて幸せを感じるためには、小さい頃に特定の人と愛着関係をしっかりと作って、心の中に見えない愛着の器をしっかりと作ることが、とても大切なことです。

その愛着が十分であるかどうかを考えた時に、子ども側はどう感じているのかを見てみましょう。

親の独りよがりではいけません。

子ども側は、一体どんなふうに感じているでしょうか?

親は愛情をたくさん与えているつもりでも、実は子どもは「もう、構わないで!」とうんざりしているかもしれません。

反対に親が「仕事で忙しくて、十分に手をかけられていないな…」と思って、いつも自分を責めていたとしても、子ども側は案外十分で満足しているかもしれません。

大切なのは、子ども側がどう感じているのかということです。

それは子どもが精神的に安定しているかどうかを見ると、大体分かるかもしれません。

愛情のコップの形は1人1人違う

水

先ほどお伝えした、子供の心の中にある、愛着形成で作られる目には見えない愛着の器を、今度は愛情を入れる「愛情のコップ」と表現してみましょう。

親と愛着形成ができて、穴のあいていない愛情のコップが、しっかりと完成したとします。

子供の心の中にある、目には見えないその愛情を入れる「愛情のコップ」は、1人1人形も大きさも全く違います。

大きいコップの子供は、親がたくさんの愛情を入れてあげないと、心が満たされません。

小さいコップの子供もいて、そういう子のコップはすぐにいっぱいにはなりますが、空っぽにもなりやすいので、こまめに愛情を注いであげる必要があります。

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また、コップの入口が大きい子供は、大ざっぱに愛情を入れてあげても、入るかもしれませんが、入口が小さい子供のコップには、こぼれないように慎重に丁寧に愛情を注いであげる必要があります。

同じ親から生まれた兄弟でも、この愛情のコップの大きさや形は、1人1人違います。

だから、その子供に合った愛情の注ぎ方が大切になりますね。

この愛情のコップが、いつも満たされている子供は、自分に自信を持っていろいろなことにチャレンジしたり、困難も乗り越えていくことができます。

また、自分が満たされているので、他の人にも思いやりの心を持って接することができます。

反対に愛情のコップが満たされていないと、何に対しても自信が持てなかったり、イライラしたりして、他人に対しても攻撃的になってしまうかもしれません。

よく「兄弟同じように育てたのに、こんなに違う」という言い方をしているのを聞くことがあります。

でも本来は、兄弟でも違う魂や性格、別々の愛情のコップを持つ別の人間です。

同じように育てるのではなく、その子に合った育て方を心がけていきたいですね。

寝る前のスキンシップ

寝ている赤ちゃん

子どもの愛着形成には、スキンシップや甘えを受け入れることが大切だとお伝えしました。

寝る前には、お子さんとのスキンシップを大事にしている、という人は多いかもしれませんね。

温かくて気持ちがいいお布団で、大好きなママに話しかけてもらったり、優しくなでてもらったりするのは、とても安心できて嬉しい時間です。

少し大きくなったら、幼稚園や学校であった出来事など、ゆっくりと自分の話を聞いてもらえることも、子供にとってはとても嬉しい、心が満たされる時間になります。

また、寝る前というのは、潜在意識とつながりやすい時間です。

暗示にかかりやすい時間とも言われているので、なるべくポジティブな言葉を心がけて、気持ち良く眠りに入れるようにするといいですね。

私は寝る前のお布団の中では、子どもたちに「生まれてきてくれてありがとう!」「生まれてきてくれて、ママは嬉しい」「大好き!」など、存在自体を丸ごと認めるような言葉をかけたりしています。

講演活動もされている中村文昭さんが、こうお話しされていました。

人の体は食べた物で作られる。

人の心は聞いた言葉で作られる。

人の人生は話す言葉で作られる。

お子さんの心は、ママが話しかける毎日の言葉で作られていきます。

ぜひお子さんに話しかける毎日の言葉を、そして寝る前の時間を、大切にしてみてくださいね!

まとめ

愛情はその子どもに合わせた、子どもが受け取りたい形で与えてあげることが必要です。

親が与えたい愛情の形ではなくて、子ども側がどのように受け止め、感じているのかがポイントです。

兄弟だとしても、それぞれに合った働きかけを心がけてみてくださいね。

寝る前のスキンシップの時間も、ぜひ大切にしてみてください!

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れっきー

子育てライフアドバイザーとして個別相談や情報発信を行ったり、宮城県で子育てサロン「ピヨピヨサロン」を運営しています。

保育士として、19年の公立保育所の勤務経験があります。

自分の子育てには、保育士経験だけでなく、心理学やスピリチュアルの学びも取り入れています。

わがやの子育てについての考え方や実践を、ぜひ参考にしてみてくださいね☆

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