子どもの自己肯定感は、とても大切なもので、その後の人生にも大きく影響していきます。
自己肯定感によって、大人になってからの人生の様々な選択も違ってきますし、人生の満足度や幸福感のベースにもなるものです。
あなたのお子さんは、自分のことをどう認識していますか?
「どうせ僕なんて…」と思っていたり、いつもそのような言葉を口に出したりしていますか?
それとも「やればきっと何でもできる!」そう無意識に思っているでしょうか?
この無意識に感じている自分への自己肯定感が、その後の人生をつくっていきます。
子どもの自己肯定感に大きく影響するのが、親が毎日話す言葉や、子どもへ声がけしている普段何気なく使っている言葉です。
子どもの自己肯定感と、親が毎日使っている言葉の関係についてお伝えします。
普段どんな言葉を使ってる?
あなたは普段、日常生活の中でどんな言葉を多く使っているでしょうか?
ポジティブな言葉が多いですか?
それともネガティブな印象の言葉が多いですか?
言葉は毎日当たり前のように使っているので、あまり深く考えずに、無意識に使っているかもしれませんね。
私の母親は、明るい話し好きの人でしたが、父親への愚痴や、自分の体調の悪さ、近所の人の噂話など、ネガティブな話が多い人でした。
私は物心ついてからは、そういう話を聞くのが、いつも本当に嫌でした。
聞いていて楽しい気分にはならないし、「また始まったよ」と毎回嫌な気分になるんですよね。
でも母親自身は、きっと私に話すことでストレスを発散させていたのだと思うし、話し相手になって聞いて欲しかったんでしょうね。
私たちはいつも何気なく言葉を使っていて、無意識に話しているかもしれません。
子どもがどう感じているのか、それがどう影響があるのかなんて、思ってもいないかもしれません。
でも親の言葉は、子どもにとってとても影響力の強いものです。
子どもの価値観は親の影響を受けて作られる
子どもの価値観は、親の影響を受けて少しずつ作られていきます。
親がいつも言っていることや、やっていること、自分が言われたことなどは、年齢が小さいほど、それが正しいか正しくないかは別として、無条件にそれを真実として受け止めます。
大きくなれば、親が言ったことでも「それは違う!」と自分で判断できますよね。
でも小さいうちは、なかなか子どもには判断できません。
まだ経験が少なく、自分が生きていくこの世界のことを、学んでいる途中だからです。
子どもは親の姿を見て、様々なことを学んでいきます。
この世界で生きていくのは苦労が多くて大変なことなのか、それとも人生は楽しい幸せにあふれたものなのか。
自分の体を維持するのは大変で面倒なことなのか、肉体を持っているからこそいろんなことが楽しめるのか。
人と関わることはわずらわしいからなるべく避けるのがいいのか、それとも大勢の人と触れ合うことは刺激的で楽しいことなので積極的に交流するのか。
お金を稼ぐのは大変なことか、それともお金は自分の好きなことをやって人に感謝されて受け取る素晴らしいものなのか。
そんな1つ1つの価値観は、毎日親が話す言葉や表情、姿を見ることよって、子どもの中に1つ1つそのベースが作られていきます。
親の影響を受けて、子どもの価値観は作られて、それによって、子どもの性格や人格も少しずつ形成されていきます。
そして子どもは、親の影響を大きく受けたその自分自身を使って、その後の人生を歩んでいきます。
子どもの中の価値観や常識などの基本設定が、親の影響や家庭環境の影響を受けて、小さい頃に作られるんですね。
あなたの話す言葉や姿を見て、お子さんはこの世界のことをたくさん学んでいるんですよ。
ドロシー・ロー・ノルトさんの本で「子どもが育つ魔法の言葉」という本があります。
その本の中から、一部抜粋しますね。
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
…
「子は親の鏡」という言葉があります。
私も保育士をしてきて、たくさんのご家庭や親子の様子を見てきましたが、本当にその通りだなぁと思います。
子どもは1番近くにいる親の姿を見て学び、自分自身に取り入れているんですよね。
子どものためにできることを考えるのなら、まずは親が自分自身を見直すということも大切なことですね。
子どもにかける毎日の言葉
子どもに親が直接かける言葉は、特に子どもに大きな影響を与えています。
毎日繰り返しかけられているような言葉は、子どもにとっては本当に大きな影響力のあるものです。
ネガティブでマイナスの言葉と、ポジティブでプラスの言葉、それぞれについてお伝えしていきます。
ネガティブでマイナスの言葉
無意識にネガティブな言葉を、お子さんにかけてはいませんか?
「ほんとあんたはバカだよね」「だからおまえはダメなんだよ」親にそう言われて育った子どもはどう思うでしょうか?
「自分はバカなんだ」「自分はダメな人間なんだ」「どうせ私なんて…」そう思ってしまいますよね。
子どもにとって親の言葉の影響力は大きくて、「あなたはそういう人間なんだよ」と決めつけられているのと同じです。
そして子どもはそれをそのまま真実として受け止めて、自分のことを認識していきます。
また、「ママは本当はあなたのことは、いらなかったの」そう言われてしまったら、子どもは「自分は、いる価値がない」「必要のない人間だ」そう認識してしまいます。
自己肯定感の低い子どもは、何に対してもやる気が起きませんし、やる前からあきらめてしまいます。
心が満たされていないので、自分や他人を傷つけてしまうこともあります。
些細なことで、ストレスも感じやすくなってしまいますね。
他にも「いっつもあなたはそうなんだから!」「どうせまたできないでしょ?」「あなたにできるわけないんだから」このような言葉はどうでしょうか?
自分には力や能力がなくてどうせできない、ママは自分のことをそう思っている、信じてもらえていないと思いますよね。
「あ~!イライラする!」「ちょっとあっちに行ってて!」そういう言葉も、「私はママをイライラさせる存在なんだ」「そばにいられたくない、じゃまな存在なんだ」無意識にそう感じてしまいます。
「いつも言っちゃってる…」そう思い当たる言葉があったママも、いたかもしれませんね。
そういう親の何気ない言葉で、子どもの自己肯定感はどんどん低下していくんですよ。
ポジティブでプラスの言葉
反対に、ポジティブな良い影響を与える言葉には、どんな言葉があるでしょうか?
「ほんとかわいい!」「大好きだよ」「ありがとう、ママ嬉しい!」「ほんと助かったよ」
大好きなママにそう言われたら、子どもはママに十分に認められていて、喜んでもらえていると心が満たされますね。
自分の自己価値や、自己イメージも上がります。
心が満たされている子どもは、精神的にも安定していて、自信を持って物事に前向きに取り組むことができます。
例え失敗しても「どうせ僕なんて…」の思考回路ではないので、「もう一回チャレンジしてみよう!」と前向きに頑張ることができます。
その他にも「お絵描きが上手だね」「手が器用だね」「きれいな声で歌がうまいね」「ほんと頭のいい子だね」
そう誉めてもらったら、子どもは「自分はこれが得意なんだ」と認識して「もっと上手になりたい!」と自信を持って、ますます上達していきます。
ポジティブでプラスの言葉は、子どもを望ましい方向へ、どんどん伸ばしていくんですよ。
ネガティブな言葉は絶対ダメ?
親の言葉で子どもは「自分はこういう人間だ」ということを認識して学んでいきます。
それが真実か真実ではないかは、小さい子どもは判断できないので、その言葉のまま受け止めます。
それが自分の自己イメージになっていきます。
では、ネガティブなマイナスの言葉は、絶対に言ってはいけないのでしょうか?
そもそもそんなこと、毎日の子育てで実際にできますか?
ママだって人間だもの、できませんよね。
時にはネガティブな言葉を子どもの前で言ってしまったり、子どもに直接言ってしまったりということは誰でもあります。
特にお子さんがまだ小さいうちは、子育ては毎日忙しくへとへとになって、本当に大変です。
思わずいろんな言葉が出てしまいますよね。
それはそれで大丈夫です!
まずは、自分が発する言葉が、子どもにどれだけ大きな影響を与えているのか、ということを知ってください。
知っているのと知らないのとでは、子育ては全く変わってきます。
知っていれば、できる範囲で気を付けたり、心がけることができますよね。
その違いがやがて、大きな違いになっていきます。
だから、決してちゃんとできていない自分を責めたり、それでまたイライラするのはやめましょうね。
できる範囲でネガティブな言葉を減らし、なるべくポジティブな言葉を日常で使うということを、心がけることから、まずは始めてみてください。
マイナスな言葉を言ってしまったら訂正する
もし、子どもに対してネガティブなマイナスの言葉をかけてしまったときには、それをしっかりと子どもに訂正してください。
「ママ、イライラしていて、ついこう言っちゃったけど、本当はそう思ってないよ。本当はこう思ってるんだよ。」
子どもが間違えた認識をしてしまわないように、しっかりとお子さんに伝えてください。
場合によっては、その時には自分がまだイライラしていたり、感情が高ぶっていたり、周りに人がいたりして、すぐに訂正はできないかもしれません。
そういう時は、自分が落ち着いて、話せる状況になってから伝えれば大丈夫です。
「さっきはこう言ってごめんね。本当はこうだよ。」って。
私も子どもが小さい頃、後から子どもに言い直したり、謝ったりすることが時々ありました。
イライラしている真っ最中は無理なので、寝る前になってからとか、必ずその日のうちに伝えるようにしました。
そうすると子どもも「あの時のことか」と思って思い出すようで、にこっと笑って「うん」とうなずいて受け入れてくれました。
お子さんがまだおしゃべりできない小さい年齢でも、ぜひ同じようにやってほしいと思います。
子どもがおしゃべりできるようになるのは、発音に必要な口の機能の発達なども関係してきます。
子どもは話せるようになる前に、既にママの話は聞いて理解できるようになっています。
どんなに小さくても、ぜひお子さんの心を健やかに育てるために、やってみてくださいね。
毎日の中で、ネガティブな言葉とポジティブな言葉の量を比べて、ポジティブな言葉の方が多ければ大丈夫!と自分を認めてあげてくださいね。
自己肯定感を高める魔法の言葉
私は保育士をしていて感じていたのが、家庭での自己肯定感の土台が作られていないお子さんは、その上に何かを積み重ねようと思っても、全く積み重なっていかないということです。
様々なしつけや教育、他の人からの愛情、優しさなど、どんなに一生懸命そのお子さんに与えて、重ねていこうと思っても、何かのきっかけですぐにガラガラと崩れ落ちます。
まずは自分の存在自体を丸ごと受け入れられる自己肯定感の土台が、人間の発達には何よりも大切で、基礎になる部分だからです。
それがベースにある程度作られていないと、その後の発達が何もうまく積み重なっていかないんですよね。
「じゃあその存在レベルの自己肯定感をしっかりと作るためには、一体どうしたらいいんだろう?」そう考えました。
それで私が自分の子育てで実際にやってみたのが、魔法の言葉の暗示を子どもに意図的に入れるということです。
この場合、魔法の言葉と言っても、私が勝手に考えた言葉なので、その親子によってしっくりくる言葉がそれぞれあると思います。
参考にして、自分に1番合う言葉を見つけてみてください。
「確実に伝わる分かりやすい言葉で、子どもに直接良い暗示をかければいいのでは?」そう思ったんですよね。
私が意図的に、自分の子どもたちに繰り返しかけていた言葉は、次のものです。
・大好きだよ
・あなたは大切な存在だよ
・生まれてきてくれてありがとう
・生まれてくれてママは幸せ
この言葉です。
シチュエーションやその時によって、こまかいニュアンスや言葉じりなどは変わることがありますが、基本的にはこの内容を、小さい頃から繰り返し子どもたちに言って聞かせました。
全ての言葉を1回で全部言うわけではなく、その時その時で、1つ2つ言う感じです。
「ママはあなたたちのことが大好きで、生まれて嬉しくて、生まれてきてくれてママは幸せになった」そのメッセージを潜在意識に十分に染み込ませることが大切だと思いました。
親の言葉には、子どもにとって催眠術師の暗示のような、特別な魔法の力があると思っています。
それが悪い影響を与えてしまうこともありますが、それを意図的に良い方向へ、積極的に使っていったらいいですよね。
ハリーポッターに出てくるダンブルドア校長も「言葉とは尽きることのない魔法の源じゃ。人を傷つけもすれば癒しもする力がある。」そう言っています。
本当に言葉には、魔法のような力があるんですよね。
存在レベルの自己肯定感は、人間の発達の大切な土台・基礎になる部分です。
・大好きだよ
・あなたは大切な存在だよ
・生まれてきてくれてありがとう
・生まれてくれてママは幸せ
このメッセージさえしっかり子どもたちの中に入ったら、あとは自分たちが持つ力で、きっとすくすく育って幸せに生きていくだろう、そう思いました。
生まれてきただけで感謝されて、誰かを幸せにすることができるという、存在レベルの自己肯定感をママが持つ魔法で意図的に作ったんです。
胎内記憶に関するお話では、多くの子どもがお母さんを選んで、お母さんを幸せにするために生まれてくると言われています。
お母さんをまずは幸せに導いてから、その後に自分の人生を生き始めるというのを知って、じゃあ「ママは既に幸せだ」というメッセージを伝えれば、子どもたちが早く自分のために人生を使えると思いました。
そして夜寝る前の時間は、潜在意識とつながりやすい時間なので、意識的に寝る前の寝かしつけの時間に言うようにしていました。
もちろん、それ以外の場面でも、繰り返し言ってきましたけどね。
小学生になると、私がそれを言うと「そんなの分かっているよ!」とか「どうせ僕のこと大好きなんでしょ?」と言われるようになりました。笑
うちの子たちの様子を見ていると、必要なメッセージはもう十分に潜在意識に入ったように感じています。
彼らにとって「ママは自分のことが大好きで、大切な存在に思っていて、生まれて嬉しくて、生まれたからママは幸せだ」ということは、疑うことのない揺るぎない真実です。
親に愛されて育った子は、将来どんなにつらいことがあっても、親の顔が浮かんで親が悲しむからと、自分の命だけは大事にするという話も聞いたことがあります。
人生の土台となる、存在レベルの自己肯定感をガッチリと作るために「子どもの潜在意識に、明確に伝わる言葉で繰り返しメッセージを入れる」これをぜひやってみてくださいね!
小さい頃から始めた方が効果的
ご紹介した、子どもの自己肯定感を高める魔法の言葉は、小さいうちから始めた方が効果的です。
それは、大人は左脳が優位な人が多いですが、小さい子ほど、まだ右脳が大きく開いていて、潜在意識に直接メッセージが入りやすいからです。
妊婦さんならお腹の中にいる胎児の時から、お腹の赤ちゃんに向かって、言葉をかけてあげましょう。
お腹の中の赤ちゃんは、右脳が全開の状態です。
私が保育所のお母さんに相談を受けて、私が実践しているこの魔法の言葉についてお伝えしたことがありました。
その方のお子さんは、既に年長さんだったので、お母さんが「大好きだよ」「かわいいよ」と言っても、照れて「ビシッ!」とお母さんを叩いていました。笑
それまでの親子の関係性によっては、突然そんなことを言われても、子どもの方が戸惑って素直に受け入れられない場合もあるかもしれませんね。
親の方も、突然言うのは照れくさくて言えなかったりしますし。
そんな時は、言葉をちょっと変えたり、状況を選ぶとか、工夫がいろいろ必要かもしれません。
小さい頃から繰り返し続けていれば、それが親子の当たり前のコミュニケーションになって、より子どもの中にスッと入りやすいので効果的です。
でも、いつからでも人は変われますし、何事も遅すぎるということはありません。
知った時が、自分たち親子の1番ベストなタイミングだと思って、ピンときた方はぜひやってみてくださいね!
水からの伝言
江本勝さんの「水からの伝言」という本を知っていますか?
水に向かっていろいろな文字を見せたり、音楽を聴かせた上でその水を凍らせて、できた結晶を顕微鏡を通して撮影した写真が載っている本です。
モーツァルトなどクラッシック音楽を聞かせた水の結晶は、きれいな結晶の形になり、ヘビメタの曲を聞かせた水は、綺麗な結晶ができなかったというものです。
そして不思議なことに、ゾウの写真を水に見せると、まるでゾウの鼻のような形が現れたり、ハートマークを水に見せると、ハートの形をした結晶が現れるんですよ。
「アナと雪の女王2」でも、オラフが「水には記憶がある」と言っていますが、「水が情報を記憶するということを証明しているとも言われています。
水に文字を見せるという実験も行われています。
「ありがとう」や「ばかやろう」という文字を白い紙に印刷して、水を入れたガラス容器に印刷面が水に向くようにして、水に文字を見せます。
そうすると「ばかやろう」など嫌な言葉はきれいな結晶にはなりませんが、「ありがとう」や「愛感謝」などの言葉は、きれいな結晶の形を作ります。
人間の体も、約60%が水でできていると言われていますよね。
新生児では約80%とも言われています。
多くが水でできている私たち人間に、ネガティブな言葉とポジティブな言葉をそれぞれかけたら、人間はどれほど影響を受けているのでしょうね。
子どもには、ぜひポジティブなプラスの言葉をたくさんかけながら、子育てしていきたいものですね。
もちろんママ自身も、自分に対してポジティブでプラスの言葉を、毎日かけてあげてくださいね!
★実際の水の結晶の写真が見られます。
「オフィス・マサル・エモト」のホームページはこちら
まとめ
ちなみに我が家では、夫婦間でも敬語を使うことがよくあって(夫婦仲が悪いわけではありません。笑)子どもたちも、やっぱり自然に敬語を使うことがあります。
返事は基本的に家族みんな「はい」だし、夫婦でも「ありがとう」や「ごめんなさい」をちゃんと言い合うので、子どもたちも自然と「ありがとう」や「ごめんなさい」が言える子に育っています。
子どもにこう育ってほしいということがあったら、まずは親がそれをやって見せると、子どもは自然とその姿を学んで取り入れていきます。
ママが話す言葉には、子どもにとって魔法の力があります。
できるところから見直して、まずは意識してみるところから始めてみてくださいね!
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